MINOLTA MD FISH-EYE 16mm 1:2.8

レンズ クリーニング(カビ取り) の ための 簡単な 分解方法

難易度 ★★★☆☆

用意する物

  1. +の精密ドライバー
  2. 自作のレンズ分解用キー回し
  3. 台所用ゴム手袋
  4. ブロアー
  5. レンズクリーニングペーパー
  6. レンズクリーニング液(レンズクリーナー)


標準レンズと大きさ比較した状態


「自作のレンズ分解用キー」で、
ミノルタの銘の入ったリングを反時計回しに前群レンズユニットごと外す

前群レンズユニットの分離は
失敗すると 致命的なキズを付けかねないので、お勧めしません


レンズを ひっくり返して リアキャップを 外す


レンズマウントにある  4つのネジを外すと
レンズマウントが ユニットで 外れる
注意!絞りリングを持ち上げると 外れますが
この時クリックストップのバネが 弾けて 極小ベアリングが 行方不明に成り易いです


後群レンズユニットをゴム手袋で掴み 反時計回しに外す
レンズマウントを外さなくても後群レンズをキーで外すこともできます


レンズクリーナーとペーパーで お掃除します
先ずホコリを ブロアーで 吹き飛ばすのを 忘れずに!

絞りを挟んで 前後のレンズ群は 金属の筒に納まった「ユニット構造」になってます
ユニットごと 簡単に 分離できますし、設計上も 組み付けの許容誤差が 大きく取ってあります
そこまでの分解に留めれば…精度を心配する必要はありません

ただし!
このユニットの表面に面したレンズは「ハードコーティング」なので 大丈夫ですが
これを分解すると この内面のレンズは 大変傷つき安いので 注意してください

ユニット内側のレンズは ハードコーティングではないので、擦ったらアウトです

内側総てが ヤワというわけではなくて
傷付き易いレンズを 外側に配置しない配慮が 設計でなされてるってのが
正解でしょう

コレ以上の分解は プロに 任せましょうね

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参考資料


↑フィシュアイ16 F2.8の光学系図


赤い印が 内蔵フィルターです


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