MINOLTA MD 200mm 1:4

レンズ クリーニング(カビ取り) の ための 簡単な 分解方法

難易度 ★☆☆☆☆

用意する物

  1. +の精密ドライバー
  2. −の精密ドライバー
  3. 台所用ゴム手袋
  4. ブロアー
  5. レンズクリーニングペーパー
  6. レンズクリーニング液(レンズクリーナー)


無限遠にした状態


フードを引き出し距離環を少し回すと印に「芋ネジ」が見えるので、これを緩める


ゴム手袋で掴み、フィルター枠ごと前群を反時計回しに外す


リング状遮光板を外す(外さなくても良い)


レンズを ひっくり返して リアキャップを 外す


レンズマウントにある  4つのネジを外すと
レンズマウントが ユニットで 外れる
注意!絞りリングを持ち上げると 外れますが
この時クリックストップのバネが 弾けて 極小ベアリングが 行方不明に成り易いです


3つのネジで固定された、後群レンズユニットを 外す


レンズクリーナーとペーパーで お掃除します
先ずホコリを ブロアーで 吹き飛ばすのを 忘れずに!

絞りを挟んで 前後のレンズ群は 金属の筒に納まった「ユニット構造」になってます
ユニットごと 簡単に 分離できますし、設計上も 組み付けの許容誤差が 大きく取ってあります
そこまでの分解に留めれば…精度を心配する必要はありません

ただし!
このユニットの表面に面したレンズは「ハードコーティング」なので 大丈夫ですが
これを分解すると この内面のレンズは 大変傷つき安いので 注意してください

ユニット内側のレンズは ハードコーティングではないので、擦ったらアウトです

内側総てが ヤワというわけではなくて
傷付き易いレンズを 外側に配置しない配慮が 設計でなされてるってのが
正解でしょう

コレ以上の分解は プロに 任せましょうね

参考資料


↑200 F4の光学系図


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