MINOLTA MD 35mm 1:1.8

レンズ クリーニング(カビ取り) の ための 簡単な 分解方法

難易度 ★★☆☆☆

用意する物

  1. +の精密ドライバー
  2. 自作の飾りリング回し
  3. 台所用ゴム手袋
  4. ブロアー
  5. レンズクリーニングペーパー
  6. レンズクリーニング液(レンズクリーナー)


専用レンズフードを 外した状態


「自作の飾りリング回し」で、
ミノルタの銘の入ったリングを押さえ付けて反時計回しに外す
(リングの幅が大きいので、ゴム手袋で押さえても回せます)


外した状態


内側から 3つのネジで固定された、フィルター枠を 外す


前群レンズユニットをゴム手袋で掴み 反時計回しに外す


レンズを ひっくり返して リアキャップを 外す


レンズマウントにある  4つのネジを外すと
レンズマウントが ユニットで 外れる
注意!絞りリングを持ち上げると 外れますが
この時クリックストップのバネが 弾けて 極小ベアリングが 行方不明に成り易いです


後群レンズユニットをゴム手袋で掴み 反時計回しに外す


レンズクリーナーとペーパーで お掃除します
先ずホコリを ブロアーで 吹き飛ばすのを 忘れずに!

絞りを挟んで 前後のレンズ群は 金属の筒に納まった「ユニット構造」になってます
ユニットごと 簡単に 分離できますし、設計上も 組み付けの許容誤差が 大きく取ってあります
そこまでの分解に留めれば…精度を心配する必要はありません

ただし!
このユニットの表面に面したレンズは「ハードコーティング」なので 大丈夫ですが
これを分解すると この内面のレンズは 大変傷つき安いので 注意してください

ユニット内側のレンズは ハードコーティングではないので、擦ったらアウトです

内側総てが ヤワというわけではなくて
傷付き易いレンズを 外側に配置しない配慮が 設計でなされてるってのが
正解でしょう

コレ以上の分解は プロに 任せましょうね

参考資料


↑35 F1.8の光学系図


back